車検時の整備や交換部品 PR

車検費用を抑えたい!車検時に交換しなくていいもの・省ける項目は?

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車検はとにかくお金がかかるのでできるだけ安く済ませたいところ。

乗り換え前の車検だと特に、整備や交換は最低限で良いので車検費用を安く抑えたいと思いますよね。

ですが、ディーラーや整備会社から来る見積書を見ても、どれが必要でどれが交換・整備しなくても大丈夫なのかがわからないという方もきっと多いはず。

正直なところ、最低限で良いと伝えてもやらなくても車検に通る整備や交換部品が含まれている場合が多いですからね。。

ここでは車検時に交換しなくていいものや整備、最低限行わないと車検に通らない事項についてまとめてみました。

車検時に交換しなくていいものはどんなもの?

実は車検を通すだけなら交換しなくてもいい消耗品は結構あり、例えばエンジンオイルはオイル漏れの点検しか検査項目がないため、汚れていても実は車検には関係ありません。

また、エアクリーナーエレメントのように破損部がなければ多少汚れていても軽く清掃するだけで車検を通すことができるものもあります。

このように、交換しなくても車検を通すことができる消耗品は結構あるのですが、これはあくまでも「車検を通すこと」だけを考慮した場合の条件です。

車検を通して数ヵ月後に手放す予定であればこれでも良いですが、次の車検までの期間をずっと乗るつもりであれば、交換を勧められた消耗品は車の耐久性や安全性を考えて早めに交換しておいたほうが良い場合もあるので慎重に検討する必要があります。

車検に最低限交換しないと通らないものは?

車検の点検整備記録簿にある項目に関する部品で不具合のあるものや保安基準に違反するものは、交換や修理等をしないと車検に合格することができません。

例えば、タイヤの残り溝が1.6mmより少なかったり、ゴムが劣化して大きなひび割れがあるような場合は交換が必要となります。

ただ、点検整備記録簿がどういったものなのかを理解している人はそれほど多くはないでしょう。

道路運送車両法第49条では以下のように定められています。

自動車の使用者は、点検整備記録簿を当該自動車に備え置き、当該自動車について前条の規定により点検又は整備をしたときは、遅滞なく、次に掲げる事項を記載しなければならない。

一 点検の年月日

二 点検の結果

三 整備の概要

四 整備を完了した年月日

五 その他国土交通省令で定める事項

つまり、点検整備記録簿は自動車に備えつけることになっており一定期間保存することが求められている(3ヶ月、6ヶ月点検対象車は1年保存、1年点検対象車は2年保存)ので車の中に備え付けられているはずです。

安全のため、適切な車検のためにも一度確認してみることをおすすめします。

車検時に不要な整備はどんなもの?

消耗部品と同じように、車検の見積もりにあっても車検には不要な整備もあります。

極論を言うと、車検の点検整備記録簿の項目にない整備は全て不要と言えます。

例えば、陸運局に直接車を持ち込んで検査をおこなうユーザー車検というものがありますが、検査ラインでヘッドライトの光軸やブレーキの効き具合などいくつかの点検項目がおこなわれるだけで、その所要時間もほんの数分程度です。

比較的新しい車であれば、何も整備しないままユーザー車検を受けても車検に通ることがあるほどです。

しかし、一般的には次の車検まで安心して車に乗りたいと考える人が多いと思いますので、車検時には今後の安全性も考えて点検整備や消耗品の交換をすることが望ましいでしょう。

車検の見積もりで不要な整備や省ける項目は?

それでは、車検の見積もりの中で消耗品や点検整備以外で省ける項目はどんなものがあるでしょうか。

車検の費用には大きく分けて法定費用と呼ばれる自動車重量税・自賠責保険料・印紙代と、車検基本費用と呼ばれる点検整備技術料や代行手数料などのお店に支払う費用の2種類があります。

法定費用は車検に必須の費用ですが、お店に支払う費用は車検を受ける方法によって省くこともできます。

例えば、先に紹介したユーザー車検をすればお店に支払う費用を省くことができますが、ユーザー車検は車の整備作業もその保障もないため、車に詳しい方以外にはおすすめできない節約法となります。

ですので、一般的にはオートバックスなど安くて整備保障もあるところで車検をすることで費用を抑えることになると思います。

車検の見積りにある交換部品は断ることができるか

車検の見積もりに交換部品が多くあった場合など、費用を抑えるために部品の交換を断ることができるかどうかはケースバイケースと言えます。

車検の点検項目に関わるものであれば交換が必須となりますし、車検後の安全を考えての早めの交換であれば、車検時は交換を断ってまた別の機会に交換作業をすることもできるでしょう。

また、車検の点検項目に関するものでも、例えば車内にある発炎筒の使用期限切れであれば自分で安く購入して簡単に交換することができます。

車検のオプションで不要なものは?

例えば、ブレーキフルードATFなどの比較的メンテナンス期間が長い消耗品の交換オプションであれば、走行距離が少なめの方にとっては毎回の車検では不要となります。

反対に、エンジンオイル交換は年間走行距離の多い方はもちろん比較的走行距離が少ない方でも車検時にエンジンオイルの交換時期が近づいている場合が多く、おすすめのオプションと言えるでしょう。

他にも車の引取り・納車サービスやお急ぎ車検サービスなど、車の安全性ではなく個人的な利便性に関するサービスも、費用を抑えるためには不要で省きやすいサービスと言えます。

消耗品の交換や点検整備の内容など、車検の見積もりの中から費用を安く抑えるために省く際は、車の耐久性や安全性を考慮して決めると不要な事項を省くことができます。

ABOUT ME
くに
元整備士のウェブライター。 新車で買った軽自動車の車検に毎回20万円弱もの費用を払っていた過去を持つ嫁と2人の子供と田舎でのスローライフを満喫中。 好きな食べ物はカツカレー。