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ヘッドライトの黄ばみやくすみで車検に通らないことも?黄ばみ取りやくすみ除去のおすすめ対策法

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長年乗っている車だと、ヘッドライトの黄ばみやくすみで光度が低くなってきます。

保安基準で定められている光度があれば車検に通りますが、基準以下の光度になることも珍しくないため、黄ばみやくすみで車検に通らないということもあります。

ある程度であれば黄ばみやくすみを除去することは可能なので、気になる場合は事前に対策をしておくと良いですが、完全に回復させることはできないので注意が必要です。

ここでは、ヘッドライトの黄ばみやくすみと車検との関係性や、回復方法についてまとめているので、光度が気になる際の参考にしてみてくださいね。

ヘッドライトに黄ばみやくすみは車検に通らない原因になる?

ヘッドライトのレンズに黄ばみやくすみがあっても、光度(カンデラ)や光軸などヘッドライトの保安基準に適合していれば車検に通すことができます。

ただ、黄ばみやくすみの程度がひどい場合は光度が車検に通らないほど低くなることが多いので、黄ばみの程度によっては「黄ばみのせいで車検に通らない」と表現することもできます。

また、黄ばみが進行しすぎて見た目がひどい場合は検査員から指摘を受けることもあるようですが、この点は検査員によってその判断が分かれるのでケースバイケースと言えるでしょう。

ヘッドライトのレンズに黄ばみやくすみがある車が車検の際にヘッドライトの光度不足で車検に通らない場合は、次の候で紹介するような方法で黄ばみやくすみを除去して光度を回復させるか、ヘッドライトのバルブをさらに明るいものに交換するなどして発生する光量を増やすことで光度を上げるという対応が必要となります。

また、車種によってはヘッドライトの内側にあるリフレクターと呼ばれる反射板を交換したり反射面を磨いたりして光度を上げるという方法をとることもできます。

ちなみにこのリフレクターが原因で光度不足になるというのはプロジェクター式のHIDヘッドライトを採用する車種でよくみられる現象で、プロジェクター内にあるリフレクターの面積が小さいため曇りやすいということが原因となっています。

このリフレクターの清掃はヘッドライト内に大きなリフレクターをもつリフレクター式のヘッドライトでも効果がありますので、黄ばみやくすみを磨いてもまだ光度が足りないという場合には試してみる価値はあると言えるでしょう。

ヘッドライトの黄ばみやくすみを除去する方法は?

ヘッドライトの黄ばみやくすみの取り方は、経年劣化やヘッドライトの熱による影響などその発生の原因によっていくつかの方法に分かれます。

例えば、ヘッドライトのレンズの素材が一般的に普及しているポリカーボネート樹脂製で、経年劣化によって表面がくすんだり黄ばんできたという場合は、市販のヘッドライトクリーナーや粒子の細かいコンパウンドで表面を磨くことで黄ばみやくすみを除去することができます。

この場合の経年劣化は、汚れや紫外線の影響で表面のコーティングが劣化して素材の表面が変質することで黄ばみやくすみが発生します。ですので、この劣化した表面を物理的に除去することで黄ばみやくすみがとれて透明度を復活させることができる場合があります。

ちなみに、激落ちくんなどのメラミンスポンジでヘッドライトのレンズ表面を磨くと表面に細かい磨き傷がついて白く濁ってしまうそうですので使わないほうが良いです。

黄ばみやくすみを除去した後は再度発生しないように表面をコーティングして保護しておきましょう。ヘッドライト用のクリーナとコーティング剤がセットになったものがいくつかのメーカーから市販されていますので、それらを利用するのがおすすめです。

また、ヘッドライトの熱によって内部のリフレクターがくすんだり焼けて黄ばんできたという場合は、リフレクターの表面が傷つかないように柔らかい布等でやさしく拭いてみるか、分解してはずせるようであれば水洗いして表面を洗浄してみると、復活させることができる場合があります。

リフレクターの表面にある銀色の反射面は傷つきやすいのでコンパウンドなどで磨くと白くなってしまいます。洗浄してもくすみや黄ばみが取れないようであれば、あとは部品を交換するしか方法はないようです。

ヘッドライトを分解してリフレクターがはずせるかどうか、またリフレクター単品で部品交換できるかどうかは車種によって異なりますので、清掃作業も含めまずはディーラーで聞いてみることをおすすめします。

ヘッドライトの黄ばみが落ちない場合はどうすればいい?

先に紹介した方法でヘッドライトのレンズの表面を磨いてみても黄ばみやくすみが除去できない場合は、残念ながらヘッドライトを交換するしか方法がないと思われます。

ヘッドライトのレンズの表面部分が劣化して黄ばみやすくみが発生している場合であれば、劣化した部分を磨いて除去することで透明度を復活させることができる場合もあるのですが、太陽の紫外線やヘッドライトの熱などでレンズの素材全体が劣化してしまっている場合は、磨いても完全に黄ばみやくすみを除去することは不可能となります。

この場合はヘッドライトを交換するしか方法はないのですが、ヘッドライトユニットの交換となると部品代だけで数万円の出費となるため、車の年式によっては車自体の乗り換えを考えることになる場合もあるでしょう。

少しでも費用を安く抑えるためにヘッドライトユニットの中古品を探して交換するという方法もありますので、車検を通して今後も乗り続けたいという場合にはディーラーなどで一度相談してみるとよいでしょう。

ABOUT ME
くに
元整備士のウェブライター。 新車で買った軽自動車の車検に毎回20万円弱もの費用を払っていた過去を持つ嫁と2人の子供と田舎でのスローライフを満喫中。 好きな食べ物はカツカレー。