ディーラーの車検見積り時などに「車検証のコピーを取らしてもらっていいですか?」と聞かれた経験はありませんか?
そう聞かれて、「まぁコピーくらいいいか」と思ったり、「知らない仲でもないし…」ということで了承する人は多いかもしれません。
ですが、どういった理由で車検証のコピーが欲しいのかちょっと気になるところ。
理由を聞くと、「車検に必要なので」(←めちゃくちゃ大雑把な答え)だったり、中には「ぶっちゃけ、ノルマです!」(←知りたい答えとは違うけどぶっちゃけられたら何も言えないw)と言ってくる営業の人もいたり。
コピーされた後の利用法がわかれば判断もしやすいですが、ほとんどの場合で利用目的を伝えないことが多いので、ディーラーや車用品店などで車検証のコピーをどう使っているかについてまとめてみました。
車検証のコピーをディーラーは何に使ってる?
ディーラーの車検見積り時に車検証のコピーを欲しがる理由は、ズバリ集客目的にあります。
車検証に記載されている情報を顧客データとして活用しているため、一度車検証のコピーを渡すと、車検のタイミングに必ず車検の案内が来るようになります。
その他、車検証のデータにより車の年式がわかりますので一つの見積もりの目安となります。
また、基本的には車検証のコピーは勝手にとられてしまうことはなく、必ず車のオーナーの許可を求めるのが決まりとなっていますので、嫌であればしっかりと拒否しましょう。(まれに事後報告やこっそりコピーする人もいなくはないようですが…)
参考までに車検証は、コピーをとるとコピーをとった紙に目印がつくため、本物と誤解されることはありませんので、もし、コピーをとられたとしても悪用されることは少ないでしょう。
ディーラーであれば、コピーをとらせると次の車検のタイミングにてお知らせが来るようになるので、車検をうっかり忘れることもなくなるというメリットもあります。
オートバックスの車検見積もりでも車検証のコピーを依頼される?
車検証のコピーの活用法はこれまで述べた通りですが、同じように車検を行っているオートバックスではどうなのでしょうか?
実際にオートバックスで車検の見積もりをしてみるとわかりますが、ここでもやはり「車検証のコピーを取らせてもらってもいいですか?」と依頼されます。
しっかりとシステム化されてますね^^
ちなみに、オートバックス以外の車検実施店に見積もりを取っても同様に車検証のコピーの依頼を受けます。
唯一依頼されなかったのは個人でやっているような町工場ですが、集客データの作成に関心がなければ必要ないものですから当然と言えば当然ですね。
車検証のコピーを悪用される心配はないのか?
顧客データとして活用されるくらいなら実害はありませんが、車検証のコピーを他の用途に悪用される心配はないのでしょうか。
結論から書くと悪用の心配は必要なく、車検証が効力を発揮するのは原本のみと定められていることがその理由です。
車検証はコピーをとると複写であることがわかるようになっているので、原本だと間違われることもありません。
こうしたことからも、車検証をコピーされることで悪用される可能性はないと言えますが、それでも気になる場合はコピーの許可をせずに断れば無用な心配は必要なくなります。
まとめ
いつも決まったところに車検を依頼しているのであれば問題ないのですが、初めて車検の見積もりを取るようなところだと大抵お願いされる車検証のコピー。
あくまでも先方のお願いなので断ることも可能ですが、車検の案内が届く程度なのでそれほど不審に感じる必要もないでしょう。
ついつい忘れがちな車検時期をお知らせしてくれることと、割引特典などの情報も届くことが多いので、むしろ情報を渡しておいた方が良いことも。
数多くの会社から届くようになるのは面倒ですが、数回利用しなければ案内も途絶えるのでコピーを取らせてもそれほどデメリットはないものと思われます。